おわりに・腰痛10の大間違い

おわりに
「腰痛」は辛くて、仕事が出来なくなれば暮らしも成り立たなくなってしまいます。
痛みが引いて仕事が出来る様になるとついつい原因究明する事なく日常の暮らしに戻ってしまいますが、腰痛は体の根本土台からのSOSなので、警報を受けたら正しい治療とお手入れ方法に繋げて下さい。
その事の積み重ねが、歳を経るにしたがって取り戻す事の出来ない大きな誤差となって現れます。それを「歳のせい」として人生の終盤を諦めるのか、正しい方向にハンドルを切って人生の終盤を謳歌するのか。
成ってしまってからでは遅いので、日常に流される事なく上手に体を維持する技術を磨いて頂きたいと思います。
現在主流となっている現代医学は部分からの観点で、部分的に治療をして行く学問です。
私の行って来た治療は全体からの観点で、全体的に治療をして行く方法です。
言ってみれば現代医学とは真逆からのアプローチですので、私は現代医学についてはさほど詳しく有りませんが、現代医学を学ばれた医師の方々とは全く違う光景を見ています。
「全体」と「部分」と言う見方は医療に限らず、どんな分野においても大切な要素で、この「全体」と「部分」、言い換えると「本質」と「現象」、を明確に区別して、その上で両方を上手く噛み合わせていく事が物事を正しく進めて行くポイントだと思います。
これは私が勝手に言っている事ではなくて、ブッダの経典の中の最も大切な教えの一つともなっています。
一生元気にその身体を使って行く為にお役に立てる事は沢山あると思います。何でもご相談下さい。

2021年8月13日