ヘルニアの原因、すべり症の原因、狭窄症の原因、圧迫骨折の原因

「腰痛」10の大間違い
⑨ヘルニアの原因、すべり症の原因、狭窄症の原因、圧迫骨折の原因
今回はレントゲン、MRI で判別し易い症状です。
原因はいずれも「①原因は確実にある」で書いた様に「仙腸関節」の捻れ込ですが、何故それが起きるかは今までの記事をご覧ください。(下記、まとめページにて)
 今回のこの症状はレントゲン、MRI などで画像として見えるので、「腰痛の原因」として挙げられ易い「症状」です。ところが「ヘルニアの原因は何ですか?」「何故狭窄症になるのですか?」と訊いても「体の使い方」とか「加齢による」と云う返事が来ると思います。
現代医学では「仙腸関節」の歪みを正式には認知していないので、整形外科で「仙腸関節」が病名に上がることは、現時点では殆ど無いです。ですから「姿勢」「加齢」「ストレス」などが原因と言われるでしょう。

◯ヘルニアの原因  正確には「椎間板ヘルニア」
椎間板は脊椎のそれぞれの椎骨の間にある軟骨様の柔軟性のある組織で、イメージとしてはゴムボールの様なものです。
前カガミの姿勢をとるとゴムボールがギュッと押しつぶされ、反りかえるとゴムボールが膨らむ。
全体的に均等に圧が掛かっていると壊れないのですが「仙腸関節の捻れ」から、背骨に偏った圧が掛かり続けると椎間板の一部分が劣化して、中にある柔らかい組織「髄核」が外に突出して来ます。大きく突出して脊髄神経を圧迫してる様な場合は「坐骨神経痛」などを引き起こしますが、少し突出してる位でも「腰痛の原因」とされてしまいます。私は「濡れ衣のヘルニア」と呼んでいます。「髄核」が柔らかい年代、40歳くらいまでの人がなり易いです。

◯すべり症の原因
背骨のそれぞれの「椎骨間」に大きくズレが生じると「すべり症」と診断されます。腰椎の下部がすべり易く、多少の差はあれど「滑って」いても気付いていない人が多いです。
重いものを持ち上げたり、ちょっと高い所から飛び降りたり、いつもと違う刺激をキッカケにして痛みを発する事が多いです。
痛みを発してレントゲンを取るとすべり症の画像が映るので、この時すべり症になったと解釈しますが、以前から既に「滑って」いた可能性も大です。「仙腸関節」の治療を丹念にして行くと少しずつ治って来る事も有ります。

◯狭窄症の原因  正確には「脊柱管狭窄症」
先程の「椎間板ヘルニア」「すべり症」や脊椎の凸凹した変位、それによる靱帯の骨化や肥厚など多様な原因で「脊髄神経」が通るトンネル(脊柱管)が狭くなると「脊柱管狭窄症」と病名が付きます。
原因は「仙腸関節」の歪みから、背骨の配列が乱れるからですが、整形外科などでは現在の問題点を解決する為に「切除手術」や「固定手術」など、対処療法になります。
手術や投薬などの対処療法で直接的な痛みは取れても「真原因」を治して行かないと、暫くするとその次の症状へと発展します。
「狭窄症」と診断されたら、そこまで来るのに30年、40年と年月が掛かっている事を認識しなくてはなりません。

◯圧迫骨折の原因
原因は「仙腸関節の捻れ」。「背骨」がその影響を受けて同じ様に「捻れ」を生じる。
長い年月が経つうちに、特に負担が強く掛かっている骨の「椎体」と云う背骨の本体部分が潰れて来ます。少しずつ潰れて来るので本人は気付かない事が多いです。背中など丸くなった所に、ちょっと尖った部分があると、そこは圧迫骨折している可能性が有ります。
スキーなど、強い尻餅で圧迫骨折する場合もありますが、それも元々歪みのある部位が損傷し易く、一般的に多いのは「いつのまにか骨折」と言われる様に、姿勢が崩れて来ているのに痛くないからと放って置くと、取り返しが付か無い事になります。
また、転んだ時などに腰が痛くなってレントゲンやMRIなどを撮ると、骨折が画像に映るので「圧迫骨折」と診断される事が多いです。痛みの出ている場所と、骨折の場所が違っていても「圧迫骨折」の処置が進められてしまいます。

いずれの症状も腰痛を「痛みが消えたら治った」として、真原因をそのままに、長い年月先延ばしにしたことで周囲の関節の「変形」を招いたものです。

2020年7月4日