4、側湾症の治療

 60年前、骨盤(仙腸関節)に発生している「歪み」を発見し、その調整法を開発した五味雅吉氏。全国に治療院グループ「自然良能会」を組織し、骨盤の重要性を世間に投げかけ続けて来ました。その偉業は人類にとって計り知れぬ功績だと思います。
 最近では「骨盤」或いは「仙腸関節」の治療がかなり一般化して来た様に見えます。
一般化する事は五味氏の願いであり、骨盤治療の重要性が一部の医師などにも認められて来た事は素晴らしい事です。私もネットで、現在の「骨盤」の治療について調べて見たところ、私が見た範囲の一部の治療院の事だと思いますが、ホームページを見た全ての治療院が、体の使い方の癖や、日常の悪い姿勢が「骨盤の歪み」原因としていました。
 これは全く逆であります。体が歪んで来たので体の使い方の左右差や、クセが生まれるのです。?この間違った認識に立っているという事は、当然治療法も本質を外しているという事です。
 本質を外した治療は、その時は痛みが取れたり、ある程度の左右差は緩和されますが、「真原因」はそのまま後に持ち越され、その影響が人生後半になる程困難な病気として出現して来ます。
 中には「骨盤は歪まない」とする治療院もあり、多分これは医学的知識で述べているだけで、実際の患者さんの骨盤を観察した上での発言では無いと思われます。
 流行の様にあちこちの治療院で「骨盤矯正」をうたっていますが、本当に仙腸関節の治療が行われている治療院はあまり期待出来ないと思います。
私共「自然良能会」は60年前から「骨盤」の重要性と、その治療を行って、確実な実績を積み上げて来て居ります。

2019年10月20日