自然良能会について

「病気」とまで言わなくても、全く「何でもない」と云う人は少ないと思います。
不調、或は病気の原因は何でしょう? 何を思い浮かべますか?
「生活習慣」「遺伝的要素」「食物」「環境汚染」「感染」「精神的要因」など、まだまだありますよね。
私達、骨盤調整を行う「自然良能会」では、これに「骨格の歪み」を加えます。
人間の骨格の基本構造は四足歩行の時に作られました。二足歩行に移行する際、適応する為に各所変形補強しましたが、基本構造が四足用の為、特に平らな面を持つ骨盤(仙腸関節)は立ち上がった為に、靱帯や繊維で大きな体重を支える運命になってしまい、人類の宿命として「体の歪み」が発生する事になりました。
この「仙腸関節」とは脊椎最下部の「仙骨」と、いわゆる骨盤と言われる「腸骨」との関節で、主に歩く時、立つ時に腰から上の全重量が掛かります。
ところが現代医学ばかりか東洋医学でも「仙腸関節」は動かない関節として分類されていて、今だにこの関節の「動き」が認められていません。
この現代医学の盲点を全世界で歴史上初めて指摘したのが「自然良能会」初代会長の五味雅吉(ごみまさよし・故人)氏であります。
五味氏は「骨盤(仙腸関節)は動く、しかも人体にとって要(かなめ)として、大変重要な働きをしている」と直言し、その治療法と、45年間数十万人に及ぶ実績を以ってその論の正しさを実証してきました。
その結果として最近骨盤に注目した治療法が目につく様になって来ましたが、残念ながらその殆どが「真髄」を捉えていないもので、その結果「骨盤調整法」の可能性が過小評価されてしまうのは悲しい事です。本来ならノーベル賞でも不思議ではない、人類に貢献する大発見であります。
先ほどの「病気の原因」は星の数ほどありますが、病気が発症する場合、その原因は単一では無く、いくつもの原因要素が「重複」した所にそれに見合った姿で症状が顕れます。
「正常健康」が保たれる上で「欠損している要素」を充足する事が「正しい治療」であり、部分的、代替え的、その場のがれ的療法は「間違った治療」であると考えます。
「仙腸関節」の歪みは体のバランスを狂わせ、それを支えるために全身に「筋肉の緊張状態」を作ります。
足はこわばり、足裏にはマメができ、ヒザ・股関節が痛み、姿勢は崩れ、背中もこわばり、血行障害・神経圧迫から胃腸・心臓・肝臓等内臓の能力低下、肩の筋緊張から手指の障害、首の筋緊張から甲状腺障害・頭痛・目まい・白内障・鼻づまり・耳の炎症まで。
全身の不調が長引くと、不定愁訴、自律神経失調症、精神障害までに発展し。 自己免疫疾患や脳内の疾患に至るまで、骨格の歪みと無関係な症状は有りえません。これは年齢に関係なく、産まれたての赤ちゃんから「歪み」は発生します。治療は適期、早い方が良いです。
私達「自然良能会」が出来る事は、病気を発症させる「要素」の中の一つ「骨格と筋肉の正常化」、言い換えると「体の構え」です。
その一点が真に改善される事により、あなたの症状は一変するでしょう。
世の中のお役に立てる事が、自らが生かされる事と考えて居ります。
お気軽に、具体的にご相談下さい。

自然良能会 鎌倉支部 虹治療院 大久保 龍

2009年4月9日